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Yahoo!コンテンツディスカバリー(YCD)とは?特徴と成功のポイント

目次

1.Yahoo!コンテンツディスカバリーの特徴とは?

2.ユーザーが「読みたい」「知りたいに」にあわせた広告

3.YCDへの掲載が増えている3つの理由

4.どのような商材に向いているか

5.コンテンツは「お悩み解決型」がポイント

6.まとめ

 

1.Yahoo!コンテンツディスカバリーの特徴とは?

このように検索しているあなたは、Web広告について一般以上の知識をお持ちなのではないでしょうか。

というのも、はじめは多くの企業がリスティング広告や、YDN広告などの出稿をおこないます。

 

そして「さらに費用対効果の高い広告はないか?」と考え、はじめて名前を聞くことが多いのがYahoo!コンテンツディスカバリーです。

 

Yahoo!コンテンツディスカバリー(以下YCD)は、うまくつかえば非常に費用対効果の高い広告です。

今回は、そのYCD広告の特徴や成功するためのポイントについてお話します。

 

 

2.ユーザーが「読みたい」「知りたいに」にあわせた広告

YCD広告は、レコメンドウィジェット広告の1つです。

 

レコメンドウィジェット広告とは、ネイティブ広告(Webサイトコンテンツに自然な形で溶け込み、表示される広告)の1つです。

Webサイトで記事を読んだ後に、「あなたへのオススメ」や「関連するコンテンツ」として出てくるアレです。

 

ネイティブ広告でパッと思いつくものといえば、「インフィード広告」がありますが、レコメンドウィジェット広告と若干の違いがあります。

2つとも、コンテンツに溶け込んだ形で自然に露出する広告であることは共通ですが、インフィード広告の場合、”記事と記事の間”に広告が表示されます。

レコメンドウィジェット広告の場合、”記事を読み終えた後”のオススメとして広告が表示されます。

 

また、インフィード広告が配信を細かく設定できるのに対してレコメンドウィジェット広告は基本的に自動運用です。

複雑なアルゴリズムから、ユーザーにとってそのときに最適な広告をシステムが勝手に選んで表示していきます。

 

そんなレコメンドウィジェット広告のもっとも代表的な配信媒体がYCDです。

 

 

YCD広告では、Yahoo!とその提携サイトに、記事を読み終えた後のレコメンド(オススメ)として広告を表示することができます。

提携サイトは全部で82サイトあり、「Yahoo!ニュース」「BuzzFeed」「弁護士ドットコム」などが代表的です。

 

また特徴の1つとして、記事を読み終えた後にオススメとして表示されるので

・コンテンツ消費意欲の高いユーザー

・ふだん広告を嫌っているようなユーザー

に対してアプローチすることができます。

 

3.YCDへの掲載が増えている3つの理由

2015年頃から登場し、急速に配信を増やしているYCD広告ですが、その普及背景として、3つ理由があります。

 

・ユーザーニーズの変化

・Googleの検索エンジン精度向上

・コンテンツマーケティング時代の到来

 

【1、ユーザーニーズの変化】

広告を目にするユーザーが変化してきています。

 

まず「Web広告」というものを目にしていない(気づいていない)ユーザーが多かった時代から、現在ではWebで検索したり、SNSを使って交流をはかったりするユーザーが多い時代になりました。

 

時代の変化によってユーザーたちは、検索する機会が多くなり、「こういうバナーが広告だ」ということを認識する人が増えました。

つまり、昔と同じような広告出稿では、ユーザーに「また広告か」と思われてクリックされないケースが増えているのです。

 

よってユーザーにとってストレスの少ない広告が必要になりました。

 

【2、Google検索エンジンの精度向上】

次に、検索エンジン自体の変化です。

Googleは数年に1度、大規模なアップデートをおこないながら確実に検索エンジンを進化させてきました。

 

たとえば昔「Web広告」と入力すれば、単純にWebサイト内に”Web広告”と入力されている回数が多いだけのサイトや、外部リンクが多いだけのサイトなどを基準に検索結果を表示していました。

そのため、中身の薄いコンテンツや関係のないサイトも上位表示がされていました。

しかし近年、Googleの検索エンジンは人口知能を搭載しており、検索ユーザーの意図をくみとってWebサイトを表示できるようになりました。

 

そのような状況では、単純にユーザーの利便性を損なう広告は、Webサイトの評価を落としてしまいます。

広告であることをきちんと明示しながらも、ユーザーの利便性が第一とされています。

 

【3、コンテンツマーケティング時代の到来】

いま、コンテンツマーケティングに力を入れている企業が多いです。

 

コンテンツマーケティングとは、良質なコンテンツをユーザーに多く提供していくことで信頼関係の構築やニーズの育成をおこなう手法です。

ユーザーの「これを知りたい」「これに興味がある」に答えるコンテンツが、”良質なコンテンツ”だといわれています。

 

いま企業がこぞって力をいれている理由は、2にも関連します。

Googleの検索結果が最適化され、良質なコンテンツがきちんと評価されるようになったからです。

良質なコンテンツによって、SEO対策につなげる、ユーザーを自社のファンにする、ということの重要性が増しています。

 

多くの良質なコンテンツを提供していくサイトが増えるにしたがって、コンテンツに同化する広告が評価を受けていくのは当たり前です。

このような時代の流れもあり、YCD広告は急速に普及しています。

 

4.どのような商材に向いているか

急速に普及しているYCD広告ですが、どのような商材が向いているのでしょうか?

 

結論からいえば、”YCD広告のメリットを活かせる商材”が向いています。

 

ではそのメリットとはなにか?

・コンテンツ消費意欲の高いユーザーにアプローチできる

・潜在顧客(ふだん広告を見ない)にアプローチができる

・低単価で出稿できる(最低入札価格9円から)

 

こういったことを加味して考えると、「サイトへのアクセスを集めユーザーと信頼関係を築いていく必要のある商材」が向いているといえます。

つまり、ある程度の期間をもって戦略的にユーザーにアプローチしていく商材です。

逆に、ダイレクトレスポンス広告で反応が良い商材(サイトへ流入があれば比較的すぐ購入につながりすい商材)は別の広告のほうが、費用対効果が高いといえます。

 

具体的に向いている商品としては、高額商品やユーザーの悩み・欲求が強い商品になります。

 

【例】

・セミナー販売

・住宅、不動産

・冠婚葬祭

・健康、美容関連

…etc

 

5.コンテンツは「お悩み解決型」がポイント

では、Webサイトへの流入を促し、信頼関係を築くコンテンツとはどのようなものでしょうか?

 

それは、”商品”ではなく”ユーザーの興味やニーズ”に訴求しているようなコンテンツです。

結果としてそれが、ユーザーにとっての良質なコンテンツとなります。

 

たとえばいま、この記事を読んでいるあなたは、「いますぐ広告代理店に依頼がしたい!」と考えているでしょうか?

おそらく、「マーケティングのやり方」や、「YCD広告は役立つのか」といった興味でここまで読んでいただいているのではないでしょうか。

 

直接的に商品の紹介をおこなうのではなく、”いかにユーザーに価値を提供していくのか?”。

この考え方をベースにコンテンツを作っていくべきなのです。

 

たとえば他には、

会計事務所を経営していて顧問法人を獲得したいのであれば、提供すべきは”コンサルティングに関するコンテンツ”ではありません。

「会社としてどのように経費処理をすれば税負担が軽くなるのか?」、「確定申告は、どのような処理が必要なのか?」など。

ユーザーが興味をもっている(悩んでいる)コンテンツが必要です。

 

6.まとめ

YCD広告は、時代の流れもあり出稿する企業が増えています。

ただそれでも、他の広告に比べてまだ出稿が少ないので、商材によっては費用対効果を高く出すことが可能です。

 

導入を検討される場合は、広告代理店の経由が必要となっています。

出稿企業が多くないうちに、ご相談だけでもされてみてはいかがでしょうか。

 

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